2024年12月17日に開催された「中堅中小企業・スタートアップ DXカンファレンス 冬」にZoomで参加しました。このカンファレンスは、SBクリエイティブ株式会社 ビジネス+IT セミナー事務局が主催です。いくつかプログラムがあるうちの、5つに参加し、その中でも特に印象に残った内容について感想をまとめます。
日本経済の動向と中堅成長企業に求められる成長戦略
最初のプログラムは、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授である岸博幸氏による「日本経済の動向と中堅成長企業に求められる成長戦略」についての講演でした。
この講演は非常にコンパクトにまとめられており、DXを推進していくために必要な視点についてとても参考になりました。
現在の日本経済について、岸教授は次のような課題を挙げていました。
- マスメディアの報道は一面的であり、多面的な視点で捉える必要があること。
- 経済が本当に回復しているのか疑問が残る現状。
- 世界的に見ても日本は1人当たりのGDPや労働生産性が低い位置にあること。
- デジタル競争ランキングが大きく遅れている現状。
さらに、中小企業においてはこれらの課題がさらに顕著である可能性があると指摘されていました。この状況を改善し、生産性を向上させるには、DXを活用した「バックオフィス改革」と「イノベーション生成」が必要不可欠ということです。
日本の強みを活かしたDXの可能性
岸教授はまた、日本人の特性として「模倣と改善(イノベーション)」に優れている点を挙げていました。これを活かし、後発のメリットを最大限に利用することで、質の高いDXを展開できる可能性があると述べていました。
DXを推進するためには、以下の3つが重要だと強調されました。
- 個人のクリエイティビティの発揮
- 情報の共有
- 現場からの気づきの発信
特に情報の共有においては、顧客の変化や経済知識をデータベース化し、社員がアイデアを出せる環境を整えることが鍵であると述べられていました。
バックオフィス改善のソフトウェア「PATPOST」の可能性
他のプログラムでは、バックオフィス改善のための具体的なソリューションとして、企業講演がいくつかありました。その中でも「PATPOST」という紙文書からデータを活用するソフトウェアの紹介が印象的でした。
このソフトウェアは、DXのはじめの一歩として、現在訪問しているお客様の業務で抱えている課題を解決する可能性があると感じ、近日中に自分でも使用してみたいと思っています。
最後に
今回のカンファレンスを通じて、日本経済や中小企業が抱える課題とその解決策について、多くの示唆を得ることができました。DXを成功させるためには、ただ技術を導入するだけでなく、現場の気づきや社員のクリエイティビティを活かす仕組みが重要だと再認識しました。
※この記事は、講演を聞きながらとったメモをもとにNotion AIで文章を作成した後、修正を加えています。
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